こんにちは、現役保育士のsakiです!
まずはじめに…私は、保育士としての経験は7年ありますが、子どもはいないので自分の子育て経験はありません。
保育士として働いていると、こんなことを言われることがあります。
先生はお子さんいらっしゃらないんですよね?
やっぱり自分の子どもを育てるのと人の子どもを見るのとじゃ全然違いますよ~!
この言葉の意味するところは、
「子どもを育てたことがない人にはわからない」
ということです。
なんでそんなこと言うの~~~!!
この記事では、保育士目線での、「子どもがいないんですね」と言われたときの保育士の気持ちや対応の仕方についてお話ししていきます!
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「先生は子どもがいないんですね」と言われる保育士
「先生は子どもがいないんですね」と言われるときの状況や保育士の気持ちをお話しします。
①保護者から言われる
保育士として働いていると、もちろんですが子育て相談を受けることあります。
保育士の職務内容の保護者支援として相談に対して話を聞き、アドバイスをすることもあります。
保護者の方に何かアドバイスをするときには、
- 保護者との信頼関係が築けていること
- 保護者の子育ての仕方を否定しないこと
を特に気をつけています。
しかしそこで
「でも先生ってお子さんいらっしゃらないんですよね?」
「子どもを育ててみないとわからないこともありますよ~」
と言われることもあります。
7年の保育士人生で1、2回あるかないかくらいですが…
私はけっこう言われます…
アドバイスの仕方や言い方などに問題がある場合は保育士側に否があったのかもしれません。
しかし、「子どもがいない」「自身の子育て経験がない」というだけで話を聞こうともしない保護者の方もいらっしゃいます…。
子どものいない保育士は、保護者の方に対して子どもを産んだことも、子育てをされていることも、もちろん尊敬しています!
それなのにこんなことを言われてしまうととても傷つきます…
とても悲しいし、でもその通りだから悔しくもあるような、複雑な思いです。
②同じ保育園の保育士から言われる
同じ保育園の保育士から言われることもあります。
場面としては、新年度など初対面のときです。
20代後半~30代前半の保育士なら、結婚しているか、子どもはいるかわからないですよね。
私に限らず、そのくらいの年齢の保育士さんたちは「お子さんはいるんですか?」「結婚はしてるんですか?」って聞かれることも多いと思います…
まれに会議の場や保育中に「お子さんいらっしゃらないんですよね」と子どもがいないことを持ち出されることがあります。
特に担任などになることで、お子さんがいる保育士さんよりも上の立場になったときです。
子どものいない保育士が自分より上の立場である、ということが気にかかる保育士もいるようです。
正直な気持ちとしては、「そんなこと言うなんてプライドが高いんだなあ…」と思うこともあるけれど、失礼な態度がないように尊敬の気持ちも忘れないようにしています。
もちろん仕事だから「それはそれ!」と切り替えることも大切だよ!
「先生は子どもがいないんですね」と言われたときの保育士の対応
「先生は子どもがいないんですね」と言われたら、子どものいない保育士は傷ついてしまいます。
悲しいけど我慢するしかないですよね…
そんなことないよ!!
「先生は子どもがいないんですね」と言われたときの対応についてお伝えしていきます!
①「保育のプロ」としての自信を持つ
まずは、「保育のプロ」としての自信を持ちましょう!
子どもがいなくても、私たち保育士は保育を学び、国家資格を持っている「保育のプロ」です。
私は20代の子どもがいない保育士ですが、保育士歴7年間で、80人近くのお子さんの担任を受け持ってきました!
保護者の方は365日もしくは朝も昼も夜も子どもたちを見ているので、
子どもは1日中見ていないとわからないものよ~
と言われることもわかります。
ただ、これまで何人ものお子さんたちを見てきた保育のプロとして、その立場からアドバイスできることもあるのです。
どっちの方が上というわけではなくって、
立場はちょっと違うけど、どっちも違ってどっちもいいってことだよ!
②「保育士」としての専門性をアピールする
「保育士」だけど「子どもがいない」。
それはちっとも悪いことではなく、マイナスポイントでもありません。
前述にもあるように、子どもはいなくても、保育士は「保育のプロ」です。
自分の子どもの子育ての経験はありませんが、保育士としての専門知識があります。
保育士としての専門性をアピールしましょう!
例えば、保護者から
夜間授乳をやめたくてもやめられないんです…
というお話しがあったとします。
子どものいない若い保育士は、授乳の経験はありませんよね。
でも、保育士の専門知識をお伝えすることはできます。
- 夜間授乳をすることによる年齢別のメリット・デメリット
- 夜間授乳をする原因となること
- 夜間授乳をやめるための対策
- 保育士として経験した一般的な話・例外的(レアケース)な話
- そのお子さんの園での様子など
もちろん、保護者のお悩みを親身になって聞く姿勢も大切です!
③学び続ける
保育士の資格を持っていても、学び続けることは大切です。
保育雑誌を読んだり、研修を受けたりしているよ!
「先生は子どもがいらっしゃらないんですね」と言われても自信を持って対応できるように、日々勉強しています!
時にはお子さんのいる人(職員、親など周りの人)に話を聞いてみると、子どもがいる人の気持ちを理解することもできますね。
いろんなケースを知ることで、自分の知識になりますよ。
学び、知識を付けることが自信へとつながります。
④上司に相談する
あまりにも「先生は子どもがいないんですね」と言われることで悩んでいるのなら、上司に相談しましょう。
保護者に対しての場合、子どもがいないとしても保育士として専門的知識を持ってお子さんと接してくれているということを説明してくれるでしょう。
同じ施設の保育士なら、上司から事実確認の上注意をしてもらうといいかもしれませんね。
「子どもがいない」と言うのは差別でありハラスメントだからね…
まとめ:「子どもがいない」と言われても「保育士」として自信を持とう!
今回は、「先生は子どもがいないんですね」と言われたときの話やその対応についてお話してきました。
言われた保育士はとても悲しいし悔しい思いですよね。
でも、保育士は国家資格を持った「保育のプロ」です!
子どもがいないとしても、保育のプロとしての自信を持ってください!
そのためには、自分で調べたり研修を受けたりして、学び続けることが大切ですね。
周りに負けず、自分に負けず、頑張っていきましょう!
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