こんにちは、現役保育士のsakiです!
1歳児の子どもがいるんだけど、どんな絵本を選んだらいいんだろう?
1歳児クラスの担任になったんだけど、子どもが喜ぶ絵本を用意したい!
こんなお悩みを持つ子育て中のパパママや、保育士のみなさん。
この記事では、現役保育士が1歳児さんにおすすめの絵本を厳選してご紹介します!
実際に保育園でも購入し、子どもたちの反応が良かったものばかりです。
読み聞かせのポイントまでお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください♪
☆この記事はこんな方におすすめ☆ ・1歳児向けの絵本を探している人 ・保育園の1歳児の子たちはどんな絵本が好きなのかを知りたい人 ・1歳児の子どもがいるご家庭にプレゼントを贈りたい人
〈関連記事〉
≫現役保育士が厳選!1・2歳児におすすめのブロック7選【保育園・家庭・プレゼント】
おすすめ絵本①しろくまちゃんのホットケーキ
「しろくまちゃんのホットケーキ」 作 わかやま けん 出版社 こぐま社 出版日 1971年10月1日 ページ数 22
1歳児さんに胸を張っておすすめできる絵本、「しろくまちゃんのホットケーキ」!
かわいい「こぐまちゃん」シリーズのしろくまちゃんが主人公です。
可愛らしい語り口調でしろくまちゃんがホットケーキを作っていきます。
ケーキを作る一つひとつの工程に、子どもたちも釘付けです!
ホットケーキが焼けたら、しろくまちゃんたちと一緒に食べる真似をしたら満足感もアップしますよ☆
読み聞かせをするときには、文字を読むだけではなく絵もじっくりと見てみてください。
よくよく見てみると、ケーキを作っているときとケーキを食べているときのしろくまちゃんのエプロンが違うんです!
じっくりと絵本を楽しむことで、違いに気づいて楽しみ方が変わるかもしれませんね。
しろくまちゃんがホットケーキを作る。卵を割って、牛乳を入れて…。焼きあがったらこぐまちゃんを呼んで、ふたりで「おいしいね」。見開きいっぱいに描かれたケーキの焼かれる場面は子どもたちに大人気。
「こぐま社」より
おすすめ絵本②きんぎょがにげた
「きんぎょがにげた」 作 五味太郎 出版社 福音館書店 出版日 1982年8月31日 ページ数 24
子どもたちが大好きな絵本、「きんぎょがにげた」!
丸々した赤い金魚が逃げ出してお部屋のいろんなところに隠れています。
はじめは探すのが難しくても、だんだん「ここだ!」と見つけることができるようになってきて、子どもの成長を感じることができますよ。
子どもの発見や読むスピードも大切にしてあげましょう。
金魚を探すだけではなく、描かれているお部屋の様子もじっくりと見ると楽しいですよ♪
大人数に対して読み聞かせをするよりは、少人数や1対1で読んであげるのが良いですね。
もちろんご家庭での読み聞かせにもとってもおすすめです♪
大人のお膝に座って一緒に楽しめるといいですね。
きんぎょが1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた?カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてる。おや、またにげた。こんどは鉢植えで赤い花のふり。おやおや、またにげた。キャンディのびん、もりつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、にげたきんぎょがどこかにかくれています。子どもたちが大好きな絵探しの絵本。小さな子も指をさしながらきんぎょを探して楽しめます。
「福音館書店」より
おすすめ絵本③おおきなかぶ
「おおきなかぶ」 作 A.トルストイ (内田莉莎子 訳/佐藤忠良 画) 出版社 福音館書店 出版日 1966年6月20日 ページ数 28
昔から親しまれているお話「おおきなかぶ」!
小学生の国語の教科書に載っていることでもおなじみですが、1歳児頃からも楽しめます!
その理由は、単純でわかりやすいストーリーと、登場人物が子どもたちにとって身近な存在だからです!
保育園では劇や発表会などの題材になることも多いです♪
表紙と裏表紙が繋がっているのも大きな特徴です!
最後まで読み終わったら、裏表紙を見せて、表紙まで広げて、大きくつながったかぶ全体の絵を見せてあげてください!
幼児~小学生くらいまで大きくなったら、自分で読んだり違う視点から楽しめたりするのもこの絵本のおすすめポイントです!
大型絵本もあるので、保育園の全体の場での読み聞かせにもおすすめです♪
おじいさんが植えたかぶが、甘くて元気のよいとてつもなく大きなかぶになりました。おじいさんは、「うんとこしょどっこいしょ」とかけ声をかけてかぶを抜こうとしますが、かぶは抜けません。おじいさんはおばあさんを呼んできて一緒にかぶを抜こうとしますが、かぶは抜けません。おばあさんはまごを呼び、孫は犬を呼び、犬は猫を呼んできますが、それでもかぶは抜けません。とうとう猫はねずみを呼んできますが……。力強いロシアの昔話が絵本になりました。
「福音館書店」より
おすすめ絵本④はらぺこあおむし
「はらぺこあおむし」 作 エリック・カール (もりひさし 訳) 出版社 偕成社 出版日 1969年6月3日 ページ数 25
誰もが知っている絵本「はらぺこあおむし」!
たまごから生まれたあおむしがいろんなものを食べて大きくなり、さなぎになり、最後にはちょうちょになるという素敵なお話です。
子どもたちが夢中になるのは何といっても、月曜日から土曜日の間に食べたいろんな食べ物ですよね。
りんご、なし、すもも、いちご、オレンジなどなど…
このお話には歌もあるので、歌いながらノリノリで楽しめます♪
絵本には穴開きの仕掛けもあり、子どもたちは穴に指を突っ込むのが大好きです!(笑)
数や曜日などの概念を知ることができるのも嬉しいですね。
にちようびのあさうまれたちっぽけなあおむしは、おなかがぺっこぺこ。 げつようびにはりんごをひとつ、かようびにはなしをふたつ……。 たくさんたくさんたべて、ふとっちょになったあおむし。 さなぎになって、さいごはうつくしいちょうちょにへんしんします。
「偕成社」より
プレゼントにおすすめ
はらぺこあおむしは、いろんなグッズが出ています!
絵本と一緒に楽しめるぬいぐるみや、赤ちゃんでも安心の柔らかいソフトブックなど☆
おすすめ絵本⑤へんなかお
「へんなかお」 作 大森裕子 出版社 2011年3月17日 出版日 白泉社
子どもたちが好きそうなタイトル「へんなかお」!
くまさんやしまうまさんなど子どもたちの大好きな動物たちが出てきて、いろんな変な顔を見せてくれます。
動物たちの変な顔の真似をするだけで子どもたちも大喜びです!
一緒に変な顔をして楽しみましょう!
「これはだれ?」と動物たちの名前を聞いてみるのもいいですね。
絵本の1番最後にはなんとミラーシートが付いています!
子どもたちの顔を一人ひとり映して、変な顔を見せてもらいましょう♪
ねぇねぇ みててね へんなかお べぇ~。どうぶつたちが つぎつぎに へんなかおを してみせて さあ さいごはきみのばんだよ。幸せになるミラーシートのしかけつき。泣いていた赤ちゃんも思わず笑顔になる、0歳からの絵本です。
「白泉社」より
おすすめ絵本⑥くまさんくまさんなにみてるの?
「くまさん くまさん なにみてるの?」 作 エリック・カール 絵/ビル・マーチン 文 (偕成社編集部 訳) 出版社 偕成社 出版日 1998年12月1日 ページ数 25
またまた登場しましたエリック・カールさんの絵本「くまさんくまさんなにみてるの?」です!
いろんな動物や生き物たちが出てきます。
とても色鮮やかで、動物や生き物の名前や色の名前も知ることができますよ。
最後にはおかあさんも出てきて、「子どもたち」も出てきます。
読み聞かせをすると、子どもたちはわいわい楽しむよりはじっと集中して楽しむことが多いです♪
読み聞かせをするときには、他の本に比べてゆっくり読んで絵を見る時間を十分に設けてあげるとなお良いですね!
文字や話の内容よりも絵をじっくりと楽しむ絵本なので、小さい子が一人で読んでも楽しめますよ!
色鮮やかな動物たちと子どもの間に会話がはずみます。問答遊びを発展させながら、身近な動物と色彩の感受性を豊かに育む絵本。
「偕成社」より
おすすめ絵本⑦ぞうくんのさんぽ
「ぞうくんのさんぽ」 作 なかのひろたか (なかのまさたか レタリング) 出版社 福音館書店 出版日 1977年4月1日 ページ数 28
ぞうくんたちのやりとりが楽しい「ぞうくんのさんぽ」!
ぞうくんがお散歩中にかばくんやわにくんたちに会い、背中に乗せてお散歩を楽しみます。
「うんうん、ぼくはちからもち」と言いながらも、背中に乗せていくたびにどんどん重くなっていきます。
同じセリフでも、「重たい」という感情を込めて読み聞かせてあげましょう♪
最後の池に落ちるシーンは、思い切り感情を込めて盛り上げましょう!☆
大型絵本もあるので、保育園の全体の場での読み聞かせにもおすすめです♪
ぞうくんはさんぽに出かけました。かばくんに出会って、さんぽに誘うとかばくんはぞうくんの背中に乗りました。わにくんに出会って、さんぽに誘うと、わにくんはかばくんの背中に乗りました。最後にかめくんに出会って、かめくんがわにくんの背中に乗ると、ぞうくんが重さにたえられなくて、池にみんな落っこちてしまいました。単純にデザインされた動物たちのユーモラスなやりとりが、愉快な散歩に子どもたちを連れていってくれます。
「福音館書店」より
おすすめ絵本⑧うずらちゃんのかくれんぼ
「うずらちゃんのかくれんぼ」 作 きもとももこ 出版社 福音館書店 出版日 1994年2月25日 ページ数 32
かわいいうずらちゃんとひよこちゃんが子どもたちの大好きなかくれんぼ遊びをする「うずらちゃんのかくれんぼ」!
うずらちゃんとひよこちゃんが体の色や形を使って上手にいろんなところに隠れます。
絵をじっくりと見れる時間を作って、子どもたちが見つけられるまで待ってみましょう
ところが!いろんなハプニングがあって「みーつけた!」と見つかってしまいます。
「ところが…」と読むときには、言葉を溜めてみたり、ページをめくるときの速さを変えてみたりして子どもたちが「次は何が起きるのかな?」とワクワクできるような読み方を工夫してみてください♪
子どもたちと一緒にびっくりしながら楽しんでくださいね☆
うずらちゃんとひよこちゃんがかくれんぼを始めました。自分たちの体の模様や色・形を上手に使って、花に隠れたり、ひょうたんに隠れたり、器用にかくれますが……。鮮やかな色づかいと斬新なデザイン感覚で、一気にうずらちゃんとひよこちゃんのかくれんぼの世界に引き込まれます。「いないいないばあ」の遊びが好きな子どもたちにぴったりな、愉快な2羽と一緒に楽しいかくれんぼ遊びのできる絵本です。
「福音館書店」より
おすすめ絵本⑨おふとんかけたら
「おふとんかけたら」 作 かがくいひろし 出版社 2009年10月1日 出版日 ブロンズ新社 ページ数 24
「だるまさん」シリーズでおなじみのかがくいひろしさんの絵本「おふとんかけたら」!
「たこさん、たこさん」と呼びかけてお布団をかけると、たこさんはくるくるっと足で体をくるくる巻いてしまいます。
ただ読み聞かせるだけでも楽しいのですが、おすすめの読み方は絵本すべての真似をすることです!
子どもたちと一緒に「たこさん、たこさん」と呼びかけたり、たこさんがくるくるとなるところでは一緒に手足をくるくる体に巻き付けてみましょう☆
その後出てくる「ソフトクリームさん」は溶けてしまうので一緒になって床にゴロンと寝転がり、
「トイレットペーパーさん」は転がってしまうので真似をしてコロコロと転がりましょう♪
寝転がっていても「次いくよ!」と声をかけるとすぐに戻ってきてくれます!(笑)
最後には「おやすみなさい」というご挨拶もあるので、寝る前に読むのもおすすめです。
寝る前に興奮するのは控えたいので、体を動かして絵本を楽しむのは寝るとき以外の時間がいいですね。
かわいらしいイラストで大人も癒される絵本です♪
たこさん、まめさん、ソフトクリームさんにトイレットペーパーさん……。ページをめくっておふとんかけたら、どんなねぞうになるのかな? 登場するみんなのゆかいなねぞうに、おやすみ前に親子でいっしょに大わらい。「だるまさん」シリーズかがくいひろしによる絵本。
「ブロンズ新社」より
おすすめ絵本⑩わたしのワンピース
「わたしのワンピース」 作 にしまき かやこ 出版社 こぐま社 出版日 1969年12月1日 ページ数 44
50年以上読みつがれ愛されてきた絵本、「わたしのワンピース」!
うさぎさんが作った真っ白なワンピースが、次々にいろんな模様に変わっていく、ちょっぴり不思議なお話です。
優しく可愛らしい言い回しで、ゆったりとした気持ちになれます♪
ページをめくる前に、次に何が起きるかわかるような絵があります。
子どもたちはそれに気が付くと、「あ!雨が降ってきた!」と自分から教えてくれるようになりますよ!
大人がすぐに答えを言ってしまうのではなく、子どもたちの気づきも大切にしてあげたいですね。
1歳児さんに限らず、5歳児さんくらいまで大きくなってからもずっと楽しめる絵本です!
空から落ちてきた真っ白い布で、うさぎさんがワンピースを作りました。それを着てお花畑を通るとワンピースは花模様に、雨が降ると水玉模様に…、次々と柄が変わります。日本を代表するファンタジー絵本。
「こぐま社」より
おわりに:1歳児が喜んでくれる絵本を選んで♪
今回は実際に保育園でも使用し、その中でも特に1歳児さんが喜んでくれる絵本を厳選してご紹介しました!
読み聞かせをするときにさらに楽しめるポイントもお伝えしています♪
ぜひ、お気に入りの1冊を見つけてくださいね。
〈関連記事〉
コメント