こんにちは、現役保育士のsakiです。
寝る前に子どもたちに読み聞かせをする絵本を探しているんだけど…
子どもがすんなりと眠りに入れるような絵本ってないかな?
今ではネットが普及し、子どもでも携帯を見る機会も多いのではないでしょうか。
ついつい寝る前にYouTubeを見せちゃうんです…という保護者の声もチラホラ。
便利なものはどんどん利用していってほしいですが、寝る前のYouTubeやテレビは眠りの妨げになるのでおすすめしません。
寝る前のYouTubeやテレビをちょっとずつ減らして、その代わりに絵本を読むことをおすすめします!
寝る前に絵本を読むことで、寝る前のルーティンになり、ゆったりと眠りの準備をすることができますよ。
この記事では、寝る前の読み聞かせにおすすめの絵本を厳選してご紹介します。
現役保育士が読み聞かせのポイントもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください♪
☆この記事はこんな人におすすめ☆ ・子どもがなかなか寝ずに困っている人 ・子どもの寝かしつけで悩む保育士さん ・寝る前に子どもに絵本を読んであげたいパパママ
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寝る前に読む絵本の選び方のポイント
寝る前に読む絵本は、なんでもいいわけではありません。
絵本によっては、逆に興奮して眠れなくなったり、イヤイヤが爆発したりしてしまうこともあります。
そこで、寝る前に読む絵本の選び方のポイントをお伝えします♪
ポイント①落ち着いた気持ちで終わること
寝る前に読み聞かせするものですので、絵本を読んだことで落ち着いた気持ちになることがポイントです。
元気いっぱいの絵本を読むと子どもは興奮して眠りから遠ざかってしまいますよね。
落ち着いた気持ちで終われるように、読み聞かせの仕方も工夫するといいですね。
普段よりゆっくりした速さで読んだり、声のトーンを低めにして優しい声で読んだりしてあげましょう。
ポイント②子どもが満足感を得られること
子どもが満足感を得られることもポイントです。
満足感を得られないと、
もっかいよんで!
もっかいよんで!
いやー!!
ねないー!!
こんなふうに「もう一回」とどんどん他の絵本も読みたがったり、「いや!」と泣いて寝ることを拒否してしまうこともあるかもしれません。
- 絵本の内容
- 絵本のページ数
- 絵本の数
- 絵本の読み聞かせ方
これらを工夫して、絵本を読み終わったあとには子どもが満足感を得られるようにしましょう♪
「この絵本を読み終わったら、今日はもうおしまいね」「また明日読もうね」などと事前に伝えておくことも大切ですね。
寝る前の読み聞かせにおすすめの絵本7選
それでは、寝る前の読み聞かせにピッタリの絵本を見ていきましょう!
おすすめ①おふとんかけたら
おふとんかけたら 著者 かがくいひろし 出版社 ブロンズ新社 出版日 2009年10月1日 ページ数 24
「だるまさんシリーズ」でおなじみのかがくいひろしさんの絵本、「おふとんかけたら」です。
たこさんやソフトクリームさんなどなど、柔らかく優しいタッチのイラストのキャラクターたちが登場します。
優しく呼びかけて、おふとんをかけると…手足がくるくるになったり溶けてしまったり。
キャラクターたちの真似っこをしながら、ゆったりした気持ちにもなれるし、楽しめる絵本です。
絵本を楽しむことよりも落ち着いて寝ることを優先するなら、真似っこは控えめにした方がいいかもしれませんね(笑)
最後には「おやすみなさい」と寝ているシーンで締めくくり、子どもたちも寝る気持ちに切り替えられます。
もちろん寝かしつけ以外のときの読み聞かせにもおすすめですよ♪
たこさん、まめさん、ソフトクリームさんにトイレットペーパーさん……。ページをめくっておふとんかけたら、どんなねぞうになるのかな? 登場するみんなのゆかいなねぞうに、おやすみ前に親子でいっしょに大わらい。「だるまさん」シリーズかがくいひろしによる絵本。
「ブロンズ新社」より
おすすめ②もうねんね
もうねんね 文 松谷みよ子 / 絵 瀬川康男 出版社 童心社 出版日 1968年1月15日 ページ数 20
時代を超えて愛されている、松谷みよ子さんの「もうねんね」。
短いけれど優しい文で進んでいきます。
ゆったりとした口調で読み聞かせてあげることで、あっという間に落ち着いた空間が生まれますよ。
絵本に出てくる動物たちを見ながら、語りかけるように優しく読み聞かせてあげましょう。
「ねんね~」と言いながら寝る真似を見せてあげるのもいいですね。
きっと子どもたちも一緒に「ねんね~」と真似をして、布団に横になってくれます☆
やわらかな言葉のリズムが心地よい、160万部をこえるロングセラー絵本。『いないいないばあ』と同じ瀬川康男さん絵による本作は、『いないいないばあ』で動物たちが「ばあ!」と目をぱっちりと開いてたのとは対照的に、ねむくて、うとうと、目を閉じたやさしい寝顔が印象的です。
「童心社」より
時代が変わっても、お父さんやお母さんとあかちゃんのおやすみ前の時間に今日も読まれつづけています。
おすすめ③いいこでねんねできるかな
いいこでねんねできるかな 作 きむらゆういち 出版社 偕成社 出版日 1993年11月1日 ページ数 29ページ
いろんな動物が出てくるしかけ絵本、「いいこでねんねできるかな」。
いろんな動物たちが出てきて、ページをめくっていくたびにすやすや眠っていきます。
動物によって眠り方が違うので、違いを楽しんでみましょう。
赤ちゃんでも読みやすいしかけ絵本で、自分でページをめくって楽しめます。
「みんなも寝たから、○○ちゃんもおやすみなさい」と締めくくるといいですね♪
コトリさんもイヌさんもそろそろねんねの時間。みんな寝いったのに、ゆうちゃんだけなかなか眠れません。おやすみ前に読む絵本。
「偕成社」より
おすすめ④こぐまちゃんおやすみ
こぐまちゃんおやすみ 作 わかやまけん 出版社 こぐま社 出版日 1973年10月1日 ページ数 22
大人気こぐまちゃんシリーズの中でも寝る前におすすめなのが、「こぐまちゃんおやすみ」です。
こぐまちゃんが寝るまでの準備が描かれています。
- テレビを消す
- パジャマに着替える
- 歯を磨く
- お父さんと遊ぶ
- お母さんに絵本を読んでもらう
- 「おやすみなさい」をする
どこのご家庭にもある、寝る前のひとコマ。
毎日のルーティンとして馴染みのあるものだから、子どもたちもこぐまちゃんの姿を自分に重ねやすいのではないでしょうか。
こぐまちゃんに触発されて、自分でパジャマに着替えたり歯磨きをするようになったというお子さんも多いですよ!
普段はイヤイヤすることも、こぐまちゃんと一緒なら頑張れる子どもたちが多いです!
イヤイヤが多いときには、ぜひこぐまちゃんの力を借りてみてください☆
もう寝る時間。こぐまちゃんは、テレビを消して、パジャマに着替え、歯をみがきます。お父さんとおすもうをとった後は、お母さんに絵本を読んでもらって「おやすみなさい」。寝る前の楽しいひとときを描きます。
「こぐま社」より
おすすめ⑤ノンタンおやすみなさい
ノンタンおやすみなさい 作・絵 キヨノサチコ 出版社 偕成社 出版日 1976年8月28日 ページ数 32
子どもの気持ちを代弁してくれるような絵本、「ノンタンおやすみなさい」。
夜になって、寝る時間なのはわかっていても眠くないとき、ありますよね。
ノンタンはそんな子どもの気持ちを正直に伝えてくれます!
だからこそ、子どもたちもノンタンに感情移入しやすいです☆
でも、夜に寝ないで遊んでいたらノンタンは大変なことに。
最後にはノンタンもお布団に入って寝ることができましたよ。
それを見た子どもたちの反応はどうでしょうか。
「やっぱり夜は寝ないとね~」「ノンタンもねんねしたね」と締めくくりましょう☆
1冊の中で起こる出来事に、子どもたちは目が離せず集中して絵本を見てくれますよ。
夜なのに眠くないノンタンは友だちをさそいますが、起きていたのはふくろうくんだけ。暗い夜におにごっこをしたら、どろんこに。
「偕成社」より
おすすめ⑥ねないこだれだ
ねないこだれだ 作・絵 せなけいこ 出版社 福音館書店 出版日 1969年11月10日 ページ数 24
イヤイヤ期の子どもに読みたくなる絵本、「ねないこだれだ」。
表紙絵を見ればわかるように、おばけが出てくる絵本です。
いやだ!ねない!!
ねたくないー!!
そんなときには、感情を込めて「ねないこだれだ」の絵本を読んであげましょう!
夜遅くまで起きていると、おばけが来て連れていかれちゃうよ~とちょっぴりイジワルに読んであげると効果絶大です☆
「おばけが怖いから寝る!」となるのか、「おばけ全然怖くないも~ん」となるのかは個人差があります(笑)
毎日の絵本時間の、ちょっとした刺激におすすめです♪
夜の9時です。「とけいがなりますボンボンボン」こんな時間におきているのはだれだ? ふくろう、くろねこ、どろぼう……。いえいえ、夜中はおばけの時間。あれ? まだ寝ていない子がいますよ。おばけになってとんでいけ! おばけがなかなか寝ない子をおばけの世界に連れていってしまいます。シンプルなはり絵と独特のストーリーで、子どもたちをひきつけてやまない赤ちゃん絵本です。
「福音館書店」より
おすすめ⑦わたしのワンピース
わたしのワンピース 作 にしまきかやこ 出版社 こぐま社 出版日 1969年12月1日 ページ数 44
昔から愛されているロングセラー絵本「わたしのワンピース」。
直接的に「睡眠」のことは描かれていませんが、読み終わるとゆったりとした気持ちになれるので、おやすみ前の1冊にとってもおすすめです!
白いワンピースを着てお散歩していると、行った先々でワンピースの柄が変わっていきます。
子ども自身でその変化に気づけるように、ゆっくりと読んでゆっくりとページをめくってあげましょう。
繰り返し出てくる「らららん、ろろろん」という言葉を優しい口調で聞かせてあげるのもポイントですね。
後半でうさぎさんが目を閉じて眠り、何の言葉もないページがあります。
そこで
- 読み聞かせの声を小さくする
- 読む声やページをめくるスピードをゆっくりにする
などして、子どもにも寝る雰囲気を伝えていきましょう☆
空から落ちてきた真っ白い布で、うさぎさんがワンピースを作りました。それを着てお花畑を通るとワンピースは花模様に、雨が降ると水玉模様に…、次々と柄が変わります。日本を代表するファンタジー絵本。
「こぐま社」より
おわりに:寝る前には落ち着ける絵本を読み聞かせてあげよう
今回は、0~2歳の寝かしつけにおすすめの絵本をご紹介しました。
寝る前には、子どもが落ち着いた気持ちになれるような絵本を読み聞かせてあげるのがおすすめです。
ゆったりとしたスピードや、トーンを落として優しい口調で読み聞かせてあげるのも、眠りにつきやすくなるポイントです。
寝るのがイヤイヤなときにも、絵本の力を借りると案外スムーズにいくこともありますよ☆
ぜひ寝る前のお気に入りの一冊を見つけてみてくださいね。
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