こんにちは、現役保育士のsakiです!
保育士をしていると、よくこんなお悩みをお聞きします。
トイレトレーニングを始めたんだけど、おもらしばかりで全然うまくいかない…
他の子はオムツが外れているのに、うちの子だけ遅くて心配…
この記事では、そんなパパママや保育士さんたちのお悩みを解決すべく、トイレトレーニングについてお話ししていきます!
トイレトレーニングの進め方やなかなかうまく進められないときの対処法について詳しくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
☆この記事はこんな方におすすめ☆ ・トイレトレーニングの進め方を知りたい人 ・トイレトレーニングがうまくいかずに悩んでいる人 ・子どものオムツが取れずに焦っている人
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トイレトレーニングを始める前に知っておいてほしいこと
トイレトレーニングを始める前に、知っておいてほしいことがあります。
それは、
- 子どもには個人差がある
- トイレトレーニングは焦らなくていい
ということです!
①子どもには個人差がある
それは、子どもたち一人ひとりには個人差があるということ。
「もう〇歳なのに…」
「同い年のお友達はもうオムツが取れているのに…」
と他の子と比べてしまうこともありますが、子どもには個人差があります。
「〇歳になったらトイレトレーニングを始める」というのも一つの目安でしかありません。
この子はこの子、と個人差を受け止めてあげてください。
②トイレトレーニングは焦らなくていい
そして、オムツは必ず取れるので焦らなくていいということです。
結論から言いますと、オムツは必ず取れます!
今トイトレが全然進まなくても、おもらしが多くても、焦らなくて大丈夫です。
とはいえ、毎日のことですから、うまくいかないと気持ちが滅入ってしまいますよね。
「大変なのは今だけ!」と思って乗り越えましょう!
今は大変だけど、大きくなったときに「あのときは大変だったな~」と笑える日が来ますよ!
この大前提を頭に入れておきながら、どのようにトイレトレーニングを進めたらいいのかを知っていきましょう!
トイレトレーニングの進め方
トイレトレーニングの進め方について、詳しくまとめています。
≫現役保育士が教えるトイレトレーニングの進め方【いつから?コツは?注意点は?これですべて解決!】
トイレトレーニングお悩み別解決方法
トイレトレーニングを進める上で、いろんなお悩みが出てきますよね。
そのお悩み別に解決策をお伝えします♪
悩み①トイレに行く・座るのを嫌がる
トイレに誘っても、トイレに行くことを嫌がったり、せっかくトイレまで来たのに座らなかったり…。
☆トイレに行く・座るのを嫌がるときの解決策☆ ・トイレ・トイレまでの道を明るくする(電気を点ける) ・トイレのドアや壁に子どもの好きなものを貼っておく ・便座を温かくしておく
トイレとトイレまでの道を明るくする
トイレって使用するときだけ電気を点けますよね。
夜だったらトイレに行くまでの廊下も暗いこともあるでしょう。
そのため子どもはトイレは暗くて怖い場所と思っているかもしれません。
まずは使用するときだけでいいので、トイレとトイレまでの道の電気を付けて明るくしましょう。
子どもをトイレに誘うときに、「電気点けてくれる?」とお願いするのも効果的です!
電気を点けるのが楽しくて、喜んでトイレまで足を運んでくれますよ♪
トイレのドアや壁に子どもの好きなものを貼っておく
トイレって閉鎖的だし、子どもにとっては慣れなくて怖い場所と認識していることがあります。
そんなときには、トイレは楽しい場所だよ!と伝えてあげましょう!
トイレのドアや壁に子どもの好きなもの(キャラクターや電車など)を貼ってあげるのも効果的です!
トイレに誘導するため、お部屋からトイレまでの道のりに好きなものを貼ってみるのもいいかもしれませんね♪
便座が冷たくないようにする
便座が冷たいときにも子どもたちは嫌がることがあります。
一度「冷たい!」と感じると、苦手意識を持ってしまうかもしれません。
便座が冷たいと思われないように配慮しましょう。
便座シートなどを貼っておくのがおすすめです。
悩み②トイレトレーニングのやる気がない
トイレトレーニングのやる気を引き出すには、いろんな方法があります。
☆トイレトレーニングのやる気がないときの解決策☆ ・お気に入りのトレーニングパンツを用意する ・トイレに関する絵本を読んであげる ・トイレに誘うときの声掛けを工夫する ・シールなどのご褒美を用意する ・成功したときには十分に、大げさに褒める
お気に入りのトレーニングパンツを用意する
トイレトレーニングを始めると決めたら、子どものお気に入りのトレーニングパンツを用意してあげましょう!
子どもが好きなものは何ですか?
キャラクターや電車など、今はかわいくて子どもが大好きなトレーニングパンツがたくさんあります!
お気に入りのパンツを履けるというだけでぐんとやる気がアップしますよ!
トイレに誘うときには「今日はどっちのパンツを履く?」とパンツを選んでもらいましょう!
トイレに関する絵本を読んであげる
トイレに関する絵本を読んであげるのもいいですね。
トイレを身近に感じることができ、トイトレを頑張るキャラクターを応援する気持ちも芽生えることでしょう♩
日ごろからトイレに関する絵本を読んで、トイレに関心を持ってもらいましょう!
〈関連記事〉
≫現役保育士が厳選!トイレが楽しくなる!トイレトレーニングにおすすめの絵本5選
トイレに誘うときの声掛けを工夫する
トイレに誘うときの声掛けの仕方もとっても重要です!
命令するような声掛けではなく、子どもが自発的に行動できるような声掛けができればベストです!
〈声掛けの例〉
- 誰がトイレに行くのが上手かな?
- ママと○○ちゃん、どっちが速くトイレまで行けるか競争しよう!
- トイレでおしっこってどうやってすればいいのか教えてくれる?
- 今日はどっちのパンツにする?
- ママ(パパ・先生)はこのパンツがおすすめだよ!
- 今トイレに誰がいるか見に行こうか?(壁に貼ったキャラクターなど)
声掛けに正解はなく、毎回うまくいくわけではないというのも難点…。
一度この声掛けでうまくいっても、二回目以降はうまくいかない!というのが子育ての難しいところ。
子どもの性格に合わせてやる気の引き出し方を工夫していけたらいいですね。
シールなどのご褒美を用意する
トイレに行けたらシールを貼るなどの、ご褒美を用意するのも一つの解決策です。
トイレに行けたらこんな楽しいことが待っている!と思ってもらえるのがねらいです。
ご褒美によって気持ちの切り替えができることもメリットです。
ただし、
- ご褒美があるからトイレに行くのか?
- ご褒美がないとトイレに行かないのか?
- ご褒美ありきでやってほしくない
などと「ご褒美」に関しては賛否両論あります。
ひとつの案として、うまく使ってもらえたら嬉しいです。
成功したときには十分に、大げさに褒める
トイレに行けた・トイレでおしっこができたときには十分に褒めることがとっても大切です!
これでもかというくらい十分に、そして大げさに褒めてあげましょう!
子どもは褒められることが大好き!
自信にも次のやる気にも繋がります!
悩み③おしっこが出たあとに知らせてくる
「おしっこ」と教えてくれたときにはもうパンツは濡れている…
そんなことも多いかと思います。
☆おしっこが出たあとに知らせてくるときの解決策☆ ・まずは教えてくれたことを褒める ・次は出る前に教えてねと伝える ・排尿間隔を把握して時間になったらトイレに誘う
まずは教えてくれたことを褒める
まずは、「おしっこが出たことを教えてくれてありがとう」と褒めましょう。
間違っても、「なんでもっと早く教えてくれなかったの!」と責めてはいけません。
怒られると思って「おしっこ出た」と伝えることすらできなくなってしまう可能性があります。
「教えてくれたこと」も成長です!
次は出る前に教えてねと伝える
もちろん褒めただけでは何も変わりません。
「次はおしっこが出る前に教えてね」と伝えます。
一度伝えただけで次からできるようになるわけではありません。
何度も何度も根気強く伝えていきましょう。
排尿間隔を把握して時間になったらトイレに誘う
トイレトレーニングを始める上では、子どもの排尿間隔を把握する必要があります。
「この子は30分でおしっこが出る」、「この子は2時間もつ」というおしっこが出るまでの間の時間のことです。
もちろん、毎日決まった時間におしっこが出るわけではありませんが、だいたいの排尿間隔は知っておきましょう。
そして、大人がしっかりと時間の管理をしていきましょう。
具体的には、子どもが「おしっこ」と言わなくても時間になったらトイレに誘うことです。
「おしっこ出ないよ!」と言っていてもトイレに座ってみたら出た!なんてこともたくさんあります。
「おしっこ出なくてもいいから、10秒だけ座ってみようか」などと優しく誘ってあげましょう。
悩み④おもらしが多い
トイレトレーニングを進める上で、おもらしが多いというお悩みが一番多いのではないでしょうか。
☆おもらしが多いときの解決策☆ ・おもらしして当たり前!と気にしない ・排尿間隔を把握し、時間の管理をする ・おしっこをしそうな子どもの仕草を知る ・パンツが濡れたら気持ち悪いという感覚を伝える ・トイレトレーニングをいったん休止する
おもらしして当たり前!と気にしない
トイレ「トレーニング」ですから、おもらしして当たり前なのです。
ただ、1日に何十回もおもらしをされては大人も子どもも嫌になってしまいますよね。
そうならないためにも、「3回おもらしをしたらパンツはやめてオムツを履こう」などと決めておきましょう。
排尿間隔を把握し、時間の管理をする
排尿間隔が把握できないことでおもらしの回数が多くなってしまうことが考えられます。
トイレトレーニングを始める上で、排尿間隔を把握することは必須です。
また、排尿間隔は1時間半~2時間以上であることが好ましいです。
もし排尿間隔が把握できていない・短い・安定しないのであれば、トイレトレーニングを始めるのはまだ早いかもしれません。
排尿間隔が短いと、その分トイレに行く回数が多くなって子どももストレスになってしまうからね
排尿間隔が把握できているのであれば、時計を気にしながら時間になったらトイレに誘いましょう。
子どもは遊びなどに夢中になっておしっこのことを忘れてしまうことも多いので、時間の管理は大人がしましょう!
おしっこをしそうな子どもの仕草を知る
遊びに夢中になってしまうあまり、おもらししてしまった…。
ということもあれば、なかなか「おしっこ」と言えないことが理由で漏らしてしまう子もいます。
子ども全員に当てはまることではないですが、遊びの手を止めていたり、部屋の隅に行ったり、もじもじしたりしておしっこを仕草で教えてくれる子も多いです。
子どものおしっこが出そうな仕草を知り、大人の方からトイレに誘ってあげましょう!
パンツが濡れたら気持ち悪いという感覚を伝える
「濡れたパンツを履いていることが気持ち悪くて、パンツにしたらすぐにオムツが外れた!」というお子さんもいます。
最近のオムツはおしっこをしても快適な作りになっているからね
そういう意味では、おもらしはチャンスです!
濡れる感覚をどう捉えるかは子どもによって違いますが、
- パンツが濡れたら気持ち悪いね
- トイレでおしっこをしたらきれいだね
ということを言葉で伝えていきましょう。
トイレトレーニングをいったん止める
「今日は子どもの体調が良くない」
「あんまりにもおもらしが多い」
「片付けが大変でイライラする」
そんなときには、無理にトイトレを進めずに一旦休むことも立派なトイトレの進め方です。
無理に進めると子どもも大人も嫌になってしまいます。
おもらしの後始末も大変だし、何度もするのはつらいですよね。
また、体調などによってもスムーズにいく日・いかない日があります。
無理なく、臨機応変に進めていきたいですね。
トイレトレーニングに欠かせないおすすめグッズ
トイレが楽しくなり、トイレトレーニングに欠かせないおすすめのグッズをまとめてご紹介します♪
≫トイレに行くのが楽しくなる!トイレトレーニングに欠かせないおすすめのグッズ7選
まとめ
今回は、トイレトレーニングの進め方やうまくいかないときの解決策についてお話ししました。
うまくいかないとどうしても焦ってしまいますが、子どもには個人差があります。
今はうまくいかなくてつらいかもしれませんが、必ずオムツは外れます!
トイレトレーニングは必ずしも一生懸命に頑張るものではありません。
つらいときには大人も子どもも一休みしましょう。
休んでまた頑張れそうなときに、お子さんそれぞれに合った解決策を見つけていってくださいね。
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